FXとビットコインの違いと類似

ビットコインを取引しようと思った人の中には、株式投資やFXの経験がある人は多いのではないだろうか。

ビットコイン取引を理解する上で株やFXとの違いを理解しておこう。そうすることで、ビットコイン取引の特徴も浮き彫りになってくる。

株式投資とビットコインの違い

大きな違いは価格の変動幅だ。日経平均は近年ブレが高まっているとはいえ、1日に大きく動いても1000円程度だ。比率で見れば5、6%程度。しかし、ビットコインの場合は20%動くこともある。

 2015年で見ると日経平均がもっとも動いたのは、チャイナショックのあった8月25日。1万8335円から1万7747円まで約1000円の下落となったが比率にすると6%に過ぎない。一方でビットコインがもっとも動いたのはスイスショックのあった1月15日。この日は168.5ドルの安値から233.9ドルまで38%の上昇となっている。

値動きの大きさ、銘柄数に大きな違い

銘柄数も大きく異なる日本だけでも4000社近くある銘柄から有望な企業を探し当てないといけない株に対して、暗号通貨への投資ならリップルやライトコイン、イーサリウム、モナーコインなどの選択肢もあるとはいえ、ビットコインほぼ一択となる。

株式投資では信用取引を活用しても、自己資金の3.3倍程度の取引が最大だが、ビットコインならば取引所によっては25倍のレバレッジをかけた取引ができる。

また株を購入してから株主名簿に記載されるまで3営業日かかるが、ビットコインならば購入後、すぐ自分のウォレットに反映される。

FXとビットコインの違い

FXでは値幅が小さい代わりに株式投資よりも高いレバレッジをかけることができる。日本では最大25倍のレバレッジをかけた取引が可能だから、ビットコインと同等ということになる。

ビットコイン、日経平均、米ドル/円の値動き比較

ビットコイン、日経平均、米ドル/円の値動き比較グラフ※2015年初の価格を100としたときの値動きの比較

ビットコインでのレバ25倍は高リスク低リタンーン

しかし、FXとビットコインのレバレッジは同じでも対象となる市場の値幅は大きく違う。為替市場は株式市場よりも値幅は小さい。同じように25倍のレバレッジをかけて、ビットコインは為替よりも値幅が大きいため、ビットコイン取引のほうがよりハイリスクハイリターンだということになる。

ただ、ビットコイン市場は顧客と顧客の取引であるのに対してFXの場合は顧客とFX会社との「相対取引」が基本となる。FXでは顧客の注文状況(板、需給の状況を示す)がないのが一般的だが、ビットコインでは板を見ながら取引できるのは利点となるだろう。